ハードな薬剤師

調剤薬局、特に大型総合病院の門前薬局は業務が大変なのですが、薬剤師にとってハードな職場は他にもあります。

ある意味そうした門前薬局と同じくらい業務が大変なのが、子供病院、周産期母子医療センター等の、小さい子供の難しい病気を扱う病院の前にある薬局です。

子供は大人と違って免疫や抵抗力が弱くなっています。

薬の対するアレルギーや副作用の度合いも異なります。

従ってこうした病院や医療施設の門前薬局で働く薬剤師の場合、強い薬を間違うことのないように、場合によって粉や水薬で出さないといけなくなることもあります。

大人の患者への調剤の場合、例えば決まった薬のシートを必要なだけ入れるといったように、それほど作業としては複雑ではありません。

ですがそうした大人の調剤よりも子供の調剤の場合ははるかに煩雑ですし、また普通の小児科の風邪薬とはこれまたわけが違ってきます。

勿論風邪薬だから気を使わなくてもいい、といったわけではないのですが、注意の度合いが違います。

薬剤師の職場として、業務のハードな薬局を紹介したので、逆に楽なところも紹介しましょう。

それが先にも少し触れましたが特定の医療機関の前にある薬局でしょう。

特定の医療機関の前にある薬局と言うと、たとえば内科や皮膚科、耳鼻咽喉科の前にある薬局であったりします。

そういった薬局の場合、必要な薬剤は500種類くらいだとも言われています。

さらに、眼科主体や整形外科主体の薬局ですと、目薬や鎮痛薬くらいしか出ないこともあります。

すると仕事が楽であるどころか、かえって仕事が単調でつまらないという薬剤師もいます。

ですが、そういった調剤薬局でも、大きい病院の門前薬局から「患者が待つから」とは「説明が短いから」とか言って難しい処方箋を持ってくる患者もいます。

ですがその薬局が例えば眼科主体の薬局であったりすると、当然ながら使用頻度が少なかったり、所謂難しい薬は置いてありません。

ですので、その場合は患者に一日待ってもらって、それから備蓄センターと呼ばれるところに取りに行く場合もあります。

そのように、日本全国の薬局は、日本全国の医療機関に対応しているのです。

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薬剤師の実像を知る

皆さんがこれから薬剤師の道を志していこうとするのであれば、決して薬剤師のイメージだけ先行させて、それだけであれこれと考えないことです。

あくまでも「薬剤師とはどんな仕事なのか」「薬剤師の資格を必要とする仕事にはどのようなものがあるのか」「薬剤師の資格を取るには何をしなければならないのか」等といった、薬剤師の仕事や資格に関するその実像を知ることが大切です。

ここではそうした薬剤師の姿、それにその資格や彼らの仕事について、薬剤師について知らない人にもできるだけわかりやすくイメージしていただけるよう、具体的に紹介したいと思います。

こうした文章を通して、皆さんには決して只のイメージではない、実態に即した薬剤師像を形作っていってほしいと思います。

ここで紹介するのは薬剤師としての仕事を経験した人の話です。

これはあくまでこの人個人の意見、考え方ですし、中には多少偏った見方もあるかもしれません。

ですがこれをご覧の皆さんに一つの薬剤師像を想像していただけるように、薬剤師のあれこれについて書き上げたつもりです。

そこではあくまで具体的に紹介できるようにすることを考えました。

一方で建前や一般論に傾かないように心がけました。