中絶のこと

中絶手術と法律産婦人科医院において中絶手術を受けようと考えている場合、法律のことを理解しておかなければなりません。

中絶手術はそれを行なうか、それとも子供を産むかについては、最終的には女性個人が選択するべきことです。

法律について理解しておかなければならない、と書いたのは、中絶手術が法的には全く自由に行なえるということではないからです。

「母体健康法」は言わば母性の生命健康の保護を目的とした法律であるとも言えるのですが、このような「母体保護法」の条文に当てはまる場合に限って、中絶手術が許可されているのです。

原則としては、この条文に合わない中絶手術は行うことができません。

ですが実際には法律にある「経済的理由」というのが拡大解釈されて、ほとんどの中絶が行われています。

確かに実際には、この経済的な事情で中絶手術をする女性が少なくありません。

また妊娠22週以降は「胎児は母体外で生命を保持することができる」と見なされて、一切の中絶は禁止となります。

なお、12週以降の中期の中絶の場合には、原則として地域の戸籍係に死産届けを提出する必要があります。

産婦人科の選び方

それでは産婦人科で中絶手術を受けると決めたら、どうやって産婦人科を選べばいいのでしょうか。

中絶手術を行なう病院をどうやって決めたらいいのでしょうか。

産婦人科選びには、先にも触れた母体健康法がここでも関わってきます。

中絶手術は、母体保護法で指定された医師の下で行われなければなりません。

このように母体健康法で指定された医師のことを母体保護法指定医と呼びます。

中絶手術はこの母体健康法指定の執刀でなければできません。

それに言うまでも無く中絶手術は非常にデリケートな手術です。

ですから、中絶手術を受ける女性の身体に関して熟知しているのみならず、その心をも十分ケアしてくれる産婦人科、それに医師の下で中絶手術を受けたいと思うのです。

従って産婦人科を選ぶ際には、スタッフや入院設備等が十分に整っている産婦人科を選ぶことも大切です。

決して「飛び込み」とか「行き当たりばったり」で産婦人科や医師を決めてはいけません。

中絶手術を受けるための産婦人科を選ぶ際には、皆さんの周囲でまずは信頼できる大人の人、できることなら出産経験を持つ女性にじっくり相談してほうがいいでしょう。

出産経験のある女性なら、出産の苦しみやストレス、悩み事等をわかっているはずです。

きっと中絶手術や出産に関して不安に思っている皆さんの気持ちを理解してくれ、親身になって相談に乗ってくれるでしょう。

そうして中絶手術を受ける産婦人科、病院を選び、それが決まったら、あらためて産婦人科や病院で診察を受けます。

この時、中絶手術について何か疑問点があったり、或いは不安な点等があったりしたら、遠慮することなく納得いくまで医師に質問したり、或いは医師に相談をしたりしましょう。

結局は中絶手術を受ける助成自身の身体のことですよ。

自分の身体には自分で責任をもつようにしましょう。

もっともこれは中絶手術や産婦人科のみならず、全ての手術、治療、或いは全ての診療科の病院において言えることです。